その昔、まだ私がそこそこ若い頃の話です。
高校時代の友人とオフ会にちょくちょく参加していまして、そこで出会った女性「金城シンディーさん(仮名)」という人がいました。
彼女は沖縄から派遣のお仕事で私の地元付近で働いていまして、たまたまオフ会の席で一緒になり意気投合、しばらくのあいだオフ会やそれ以外でも遊びに行くことが増えていきました。
交流が増えて行くにつれて身の上話なども話して貰ったりしまして、お父さんが在日米軍だった人なのですが、お父さんはそのまま本国に帰還、その後継父に育てられたが、ハーフであるため周りからの目が冷たかった事、結婚し子供も授かったが上手くいかず離婚した事、地元の人達の協力でアメリカにいるお父さんと再会した事、色々と話を聞かせて貰いました。
最初は女一人で沖縄から出てくるなんて、タフでやり手なんだなと思いながらつき合っていましたが、弱さと強さが同居している人だなと感じました。
そんな彼女ですが、沖縄の霊能者ユタとも交流があったようで若干霊能力らしきものをもっていたようです。だいぶ過信していたところもあったのでしょう、派遣社員の同僚が霊の事で悩んでいると知り、除霊をこころみてしまったわけです。そのせいで憑き物に襲いかかられ、体調を随分崩してしまったようです。
当時の私は霊に対して知識も経験も少なく、占いも始めたばかりで右も左もよく分からない頃でした。色々と分かる範囲で昔から言われている方法を試してみましたが、さして効果はなく私も徐々に精神的な圧迫感を感じてきていました。
「このままでは私までおかしくなってしまう」そう思った時、ここは専門家に頼るしかないと思い、遅い時間でしたが高校時代の友人の家へ行く事にしました。友人の親父さんが修験者の修行を積んだ人で神社もやっている人だったので、親父さんを頼りに車を走らせました。
お祓いを受けはじめて、数分後シンディーがなぜだか苦しみ始め、親父さんの祝詞がさらに激しくなっていき、そして脱力するシンディー「これが除霊なのかと」衝撃的でした。そしてなんて自分は無力なのだろうと痛感しました。
その後、シンディーはやりたい事があるといって、他の地へ移っていきました。派遣の契約も切れていたので、仕事先を探しながらとの事でした。
そういうこともありまして、自己流ではありますが7年間修行に励み、禊の道を歩んでおります。おかげさまで、霊が相手ならどんなのが来ても負ける気がしないくらいになりました。
当時も占ってみましたが、改めて占ってみると彼女は日柱に帝旺(おうてい)をもっているようでした。良い面がでれば面倒見が良く、中心人物になり上に立つ存在ですが、悪くでると失敗を人になすりつけるという面がでやすかったりします。日柱は配偶者に出やすい行動パターンなので、離婚したのもこれが悪く出たかなと思っています。
今頃シンディーはどこで何をしてるやらと、時折思ったりする事があります。どうやら死んではいないようなので安心はしています。禊の能力の一部で、相手を意識すると死んでいない限り、それなりの念が跳ね返ってくるのがわかるので、なんとか生きているようです。
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